日蓮正宗 教学研鑽所が開所
―本宗伝統の法義に基づいた研鑽を―
(『大白法』H24.9.16)
快晴に恵まれた8月30日、日蓮正宗教学研鑽所の開所式が、御隠尊日顕上人猊下の御臨席のもと、盛大に執り行われた。
この教学研鑽所は、御法主日如上人狽下の御構想のもとに、本宗伝統の法義に基づいた研鑽を行い、もって大法興隆と広宣流布の推進に資する、という目的を持って設立されたものである。
昨年9月18日、宗務院教学部内に、前身として教学研鑽室が設置され、研鑽所設立までの諸準備が進められてきた。
そして本年、3月の第180宗会において改正された「宗制」が、8月17日に文部科学省より認証されたことに伴って、翌18日に日蓮正宗教学研鑽所が開設され、この日の開所式を迎えたものである。
開所式には、総監・八木日照御尊能化、重役・藤本日潤御尊能化、宗務院各部の部長・副部長、大石寺主任理事・佐藤慈暢御尊師をはじめ、このたび教学研鑽所所長に就任した永栄義親御尊師、大石寺執事の小川只道御尊師・関快道御尊師ほか、関係者が出席した。
11時40分、大講堂5階の教学研鑽所の入り口において、御隠尊上人狽下によりテープカツトが行われた。
引き続いて、研鑽所内の御視察が行われた。
その後、大講堂4階の富士学林教場において、御隠尊上人狽下御臨席のもと、祝賀会が開催された。
祝賀会では、初めに永栄所長より挨拶が述べられた。
続いて、八木総監の発声による乾杯があり、会食が和やかに進められた。
会食終了後、御隠尊上人狽下が御退出あそばされ、開所式は終了となった。
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今後、研鑽所では、宗学・宗史部門、宗教・一般部門、現代思想部門、資料室部門などが、活動状況に応じて設けられる。その上で、研鑽所に所属する各研鑽員が、それぞれの分野における調査の方針を検討し、研鑽、あるいは資料の収集などの活動を進めていくこととなる。
これらの活動の継続と資料の集積によって、広宣流布に向かって進みゆく宗門にとって、また殊に世界中で正法弘通が加速しつつある中で、必要不可欠な興学・研鑽の機関として一層、重要性を増していくことが予測される。その上から、今後、充実発展していくことが大いに期待される。
▲御隠尊日顕上人猊下によりテープカットが執り行われた